スローライフ・田舎暮らし

スローライフ
スローライフとは

スローライフ(Slow Life)とは、生活様式に関する思想の一つです。
日本では「スローフード」が拡大解釈されて浸透した言葉ですが英語の翻訳ではなく日本語の造語といわれています。

「スロー」の要素として、
「Slow」「Small」「Sustainable」
の三つが挙げられます。

「ゆっくり」「小さく」「続けられる」ということです。


また、「ライフ」は「生活」なのか「人生」なのかによっても考え方がかわります。

「生活」ととらえると、衣食住・仕事・日常・遊び・その他…、
さらには消費する物全てに、「スロー」を考えられます。
インターネットでは、「スローウェア」「スローフード」「スローハウジング」
「スローワーク」「スローホーム」「スローホビー」「スローツーリング」
「スローボランティア」「スローグッズ」「スローデザイン」など、
「スロー」のつく様々な言葉が見つけられます。
また、忙しい仕事をやめ、余裕のある仕事に転職するというのもスローライフのひとつの選択肢といえるでしょうし、はじめから就職先にそういった職場を選ぶ若者も増えています。
平日は一所懸命に働く(ファースト(ファスト)な)生活を送り、休日はゆっくりのんびり(スローな)生活を楽しむ、というスタイルも「スローライフ(生活)」といえそうです。

「人生」ととらえると、具体的には「田舎暮らし」や「農業」、「自給自足」などがあげられます。
都会を離れ、地方の市町村で農業を営んで生活するというライフスタイルが「スローライフ(人生・生き方)」といえます。
山間の町村では過疎化に伴い、都会から移ってくる人を歓迎する所も多くなっています。
林業を営む山村などでは、若年夫婦の移住の優遇措置を設けるところまであります。
団塊世代の大量退職や、少子化による人材不足、さらにはスローやエコなどの言葉の浸透により、今後は先の農村への移住といった選択肢があります。
しかし、実際にスローライフが実践できるのは「老後」と考える人が多いでしょう。
家族の生活や仕事など「ライフ=人生」ともなると、沢山の障害があるのも実情です。

そういう意味では、一部に「スロー」を採り入れた「ライフ=生活」というのが現実的なスローライフなのかもしれません。

スピードや効率を重視した現代社会とは対照的に、ゆったりと、マイペースで人生を楽しもうというライフスタイルともいえます。

スローな生活とは無理をしてするようなものではありませんので、それぞれの生活環境や実現させたいイメージから、自分のできる範囲で、徐々に生活の中にスローなものの数や時間を増やしていけばいいのだとも思います。

スローライフはそういった今後のライフスタイルの選択肢として、大きな魅力をもったものだといえます。

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