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田舎暮らし 経済面での障害

まず、経済面でいえば、都会人が抱く田舎暮らしのイメージとして、お金が掛からないというものがありますが、とんでもありません。

テレビなどの影響もあるのでしょうが、月々10万円程度では暮らせません。
国民健康保険などは過疎地のほうが高いことが多いです。
自給自足して野菜などを作ればタダといったイメージもありますが、畑はタダで出来るものではありません。
野菜は買った方が安いと話す農家もいるくらいです。
都会人は農家が野菜を買うイメージがありませんが、実際は買っています。
本格的に農業を始めるには初期にかなりの費用がかかるという問題に直面します。

借地農業で始めたとしても、各種農機具、車、種や苗などの代金等、かなりの出費が見込まれます。
毎月のガソリン代や害虫対策などの費用も掛かります。
さらに、農業は自然条件に左右されることから、労働の成果が確実に収入に結びつく保証もありません。
収穫できるようになるまでは、かなりの期間を待たなくてはならないこともあります。
それに、農業技術はたいへん難しく、長年の勘や経験がない素人が一朝一夕で身につけられるものではありません。
個人や家族だけで専業農家になろうと思えば、その道のりははるかに遠く、かつ険しいということになります。

自給農業程度ならばそれほど困難ではありませんが、専業農家を目指して新しく始めるには、並々ならぬ努力が要求されます。
ただ田舎に住めばいいというものでは無いのが現実です。
年金収入や貯蓄がなければ仕事探しの必要も出てきます、田舎暮らしは収入源の確保が先決です。

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