スローライフ・田舎暮らし

スローライフ > 田舎で働く
田舎で働く

田舎暮らしを送る上で、仕事は欠かせません。
年金などの収入源がなく生活費が必要という人は、仕事を見つけてから移住しなければなりません。
最近は、働き盛りの30・40代や早期退職して移住する人も増え、田舎での起業も盛んになってきています。


・今までの仕事をそのまま持ち込む

作家や画家、翻訳家、はたまたSOHOなど、場所を変えても仕事を継続できる人には、田舎暮らしのハードルは低いでしょう。
むしろ、「広い作業場が確保できる」「周囲に騒音等の気兼ねをしなくて済む」「静かな環境で集中できる」などのメリットはいろいろあります。
一方、資料や材料の調達等は都会と違い近くのお店で、とはいきません。
また、打ち合わせ等で都心へ行く機会が多ければ交通費もかかりますし、インターネットの環境が全く整っていないという地域もあります。
十分な下調べをしておく必要があります。


・資格を活かす

医療関係の資格をおもちなら、地方病院はどこも人手不足で医師や看護士は引く手あまたです。
地方は高齢化が進み福祉施設も多いので、介護系の仕事も見つけやすいでしょう。
また、教員免許をお持ちの方も、地元の学校や塾などで活かす場があるかもしれません。
リゾート地では、スキューバダイビングやスキーのインストラクター等で地元のショップ勤務や自分の店を営業している人もいます。


・飲食関係

繁盛するかどうかは腕次第、調理師の免許があれば開業も可能です。
観光客を見込めるなら、地元の食材を使ったオーガニックレストラン、カフェ、手打ちそば屋とうが考えられますし、地元の方向けに、ベーカリーや惣菜屋なども出来そうです。
地元の飲食店でしばらく働き、動向をみるという方法もあります。


・農業に就く

就農は、本格的な田舎暮らしを希望するなら一度は考えるかもしれません。
脱サラで始める人も増えましたが、未経験から収益を上げるまでには時間もお金もかかり、相当の覚悟が必要です。
農業従事者の高齢化などにより、新規参入者や定年就農(帰農)を推進している自治体もあります。
新規参入者が苦労した点として一番に上げるのが、資金面、次いで農地の確保、技術などです。
地元農家とよい関係を築き、協力を得ることも成功の秘訣でしょう。


・起業する

都会のニーズをつかみ、田舎でインターネットビジネスを始める人も増えています。
有機野菜や地元特産品のネット販売、体験学校など、様々なビジネスが展開されています。
いくつか掛け持ちで仕事をしている人もいます。
成功の秘訣は「地元の人にとっては当たり前でも、都会人から見たら新鮮」なものを見つけることだそうです。
会社員時代の仲間と新規事業を始める人たちもいます


・ 地方自治体の誘致事業を利用する
地方には移住者を誘致している自治体はかなりあります。
候補地の自治体にどんな支援策があるのか事前に調べておきましょう。
支援政策には、就農支援関連、起業関連、その他就職、体験制度、定住奨励金、住居関連等、様々な分野の情報提供があります。
何もないところから始めるのは大変なことですので、こうした支援制度は大いに活用すべきでしょう。
ただし、こうした制度はあくまでも駆け出しの人を対象にしています。
一定期間を過ぎると支援は打ち切られますので、いつまでもあてにすることはできません。

Copyright (C) スローライフ All rights reserved.