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地産地消・旬のものでスローでエコなくらし

「地産地消(ちさんちしょう)」という言葉をしっていますか。

「地産地消」とは、「地域生産・地域消費」や「地元生産・地元消費」の略語で、
地域で生産された農産物や水産物を、その地域で消費する事です。
簡単に言うと、その土地で出来たものを、その土地で食べるという事ですね。

現在、「飽食大国日本」の食卓は、安価な輸入農水産物でいっぱいです。
コンビニ弁当ひとつをとっても様々な国からの輸入食材でつくられています。

そのような中で、全国的に「地産地消」の取り組みが注目されています。
「地産地消」が注目され推進される大きな理由のひとつに、食に対する安全・安心志向の高まりがあります。

地産地消には、
地元で採れた野菜や魚なら、すぐに店頭に並ぶから新鮮。
生産者の顔が見え、安全で安心できる。
など、たくさんのメリットがあります。

同じ食材・食品でも、
遠く離れた場所から運ばれる農産物や水産物は、産地から遠く離れれば離れるほど、
それだけ輸送や保冷に使われるエネルギーも多く消費します。
その点、地産地消には、その土地のものをその土地で食べる為、輸送や保冷に使われるエネルギーを削減できます。
このように地産地消は、地球にやさしい、こころと健康にやさしい、そんな食べ方といえます。

また、「旬(旬のもの)」という観点から食を見直してみましょう。
・魚介類や蔬菜(そさい)・果物などの、最も味のよい出盛りの時期。
・物事を行うのに最も適した時期。
といった意味の“旬”。

現代、野菜や果物、魚介類など、諸外国からの輸入も増え、
さらには温室栽培技術や冷凍保存技術、養殖技術なども進歩し、
これらはスーパーへ行けば年間を通じていつでも買い求める事ができます。
この為、食材の本来の「旬」が分かりにくくなっています。

そして、このような温室栽培(ハウス栽培)や冷凍保存などの食材には、
たくさんのエネルギーが使われています。
野菜の場合、温室栽培のものは、露地栽培された「旬のもの」に比べて、約 3.5 倍ものエネルギーを使うとも言われています。

また、「旬」でない野菜や果物、魚介類などには、生長を早める薬を使っていたり、
必要以上に強い農薬や殺虫剤が使われていたりします。
自然に逆らう為、自然にはない事をしなくてはならないのです。

その点、「旬」の季節にとれる自然な食材である「旬のもの」は、自然のリズムに合った無理のない力強い生長をしている為、
無駄なエネルギーを使う事なく、農薬・殺虫剤、人口肥料などの使用量も少なく、
ビタミン・ミネラル・脂質などの栄養にも富み、味や香りも良いのです。

まさに旬のものは、自然の恵みそのままの食べ物だと言えるでしょう。
地球にやさしい、こころと健康にやさしい、そんな食べ物だといえます。

地産地消と旬のものでスローでエコなくらし、目指してみましょう。

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